永代供養を理解していない
目次
知っているようで理解できていない永代供養のこと
最近、テレビCMや墓苑のチラシ、駅の看板など、
さまざまな場所で目にするようになった永代供養ですが、
ご友人などとの会話でも、話題にのぼることがあるかもしれません。
もっとも、永代供養はどんなものなのか、正確に理解されていない方も少なくありません。
永代供養とは何なのか、理解を深めていきましょう。
■イメージが重なって違いがわからない
永代供養といわれると、言葉の響きから、
ずっと供養してもらえるというイメージを抱かれると思います。
では、お墓の場合はどうでしょうか。
お墓も先祖代々のお墓をおもちの方も多く、
永遠と供養できると思われませんか。
古くから受け継がれてきたお墓をおもちの方ほど、
永代供養とこれまでのお墓との区別がつきにくい方が多いと思います。
友人との会話で話題になったときも、なんとなくイメージで話を合わせているのではないでしょうか。
■永代供養と従来のお墓との違い
従来のお墓は、墓地の区画を、
永代使用料を払って手に入れるとともに、
お墓を購入して設置しなくてはなりません。
墓石や線香立てなどお仏具を買う費用、
家名や戒名などを刻む費用、制作したお墓を設置する費用もかかります。
さらに設置後も、管理料を墓地やお寺に納めなくてはなりません。
管理料は、年間単位や数年分まとめて納めます。
もし、管理料が納められなくなったり、
納める人がいなくなったり、お墓が荒れ放題になれば、
撤去されてしまうおそれがあります。
これに対して永代供養は、
最初に一度だけ永代使用料を支払えば、
永代供養塔などにご遺骨をお納めし、
お寺で供養や管理をしてくれます。
お墓を買う費用や設置工事費などは不要で、ランニングコストもかかりません。
■永代供養へのニーズ
コストが抑えられること、
ずっと管理していく手間が省けることから、
お子様がいないなど、お墓を継ぐ人がいない方をはじめ、
管理料の支払いやお墓参りなどの負担を
子供や孫など次世代にかけたくない方に選ばれています。
また、菩提寺がなく、これからお墓を探すにあたり、
将来、無縁仏になりたくない方や、
親族もいなくなった田舎ではなく、
今住んでいる場所の近くに低コストで、
遺骨を納められる場所を探している方などにも注目されています。
■永代供養のメリット
永代供養のメリットは、最初に一括で費用を払えば、
その後の管理費やお布施などの支払いは必要なく、
一括の費用も比較的安いことです。
低コストで、半永久的な安心が得られます。
亡くなってからご遺族やご親族が契約する方法だけでなく、
生前に契約して費用を一括で支払っておけるため、
子供や孫、親族などに負担をかけずに済みます。
■永代供養のデメリット
単独用の永代供養墓を購入すると、
追加で複数埋葬はできません。
身寄りがない方なら一霊でよいですが、
ご夫婦やその後にご家族で一緒に入りたいとお考えなら、
夫婦や家族で複数霊入れるタイプを探して購入することが必要です。
一度、永代供養をしてしまうと、
その後にお墓に納めたくなっても、
基本的には遺骨の返却をおこなうことができないため、注意しましょう。
■まとめ
永代供養は、最初に支払った費用だけで、
半永久的にお寺が供養してくれます。
身寄りのない方やお子様などに、
費用やお墓管理の負担をかけたくない方に、選ばれています。
永代供養を検討されている場合は、「誓欣院」にお気軽にご相談ください。