熱海のお寺
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熱海のお寺
全国各地にたくさんのお寺がありますが、
熱海にも有名なパワースポットや人気があるスポットが非常に多いです。
あまり足を運んだ人がない人にとっては、
お葬式や法事をする場所というイメージが強いかもしれません。
確かに、そういった用途で利用されることは多いです。
しかし、それは江戸時代頃に強調されたイメージであり、
現在ではそれ以外の用途でも利用されることが多くなっています。
近年では参拝者がご利益祈願を行うために
足を運ぶケースが増えているため、
気負う必要はないと言えるでしょう。
せっかく熱海に行くのであれば、
この地で有名な場所で参拝してみることをおすすめします。
日金山東光寺
まずは、伊豆山にある「日金山東光寺」がおすすめです。
応神天皇2年、伊豆山の浜辺にて不思議な出来事が起こりました。
突如光り輝く鏡があらわれ、最初は波間を飛び交っていたそれは
突然西の峰に飛んで行ったのです。
まるで日輪のような様子だったので、日が峰と呼ばれるようになり、
これが変化して日金山と呼ばれるようになりました。
同4年に光る不思議な鏡を崇めて小さな祠を建てたのが
日金山東光寺の始まりとされています。
現在では、水子供養などを行っていますが、それだけではありません。
何でも願いを叶えてくれるお願い地蔵の存在が有名であり、
お守りとして購入することもできます。
ユニークな歴史を持つスポットの1つなので、
是非行ってみるべき場所だと言えるでしょう。
温泉寺
上宿町にある「温泉寺」も有名です。
後醍醐天皇の忠臣授翁によって創建された場所として知られています。
境内には授翁が手植えしたと言い伝えられている松が存在しており、
推定樹齢500年の松は非常に見応えがあるでしょう。
熱海八景のうちの1つであることも理由に、
多くの人々が参拝に訪れています。
本堂は木造平屋建てであり、
入母屋・銅板段付本瓦葺です。
真壁づくりの外壁は白漆喰で仕上げられていることが特徴だと言えます。
左右に花頭窓付があり、湯河原地蔵堂は宝形造、銅板葺です。
訪れた際にはただ参拝をするだけでなく、
歴史と伝統のある建物をじっくりと観察することもおすすめだと言えます。
誓欣院
そして、温泉寺の隣にある誓欣院も見どころが沢山あります。
誓欣院は、善譽誓欣上人(ぜんよせいごんしょうにん)により承応3年(1654年)に
千葉常周の持念仏であった恵心僧都作「阿弥陀如来」を本尊として、
この地に遷化(せんげ→仏を移し祭ること)し開山しました。
元は真言宗「道光寺」であり、天正17年(1589年)浄土宗明珠庵と改めたが、
開山の徳をしたい誓欣院と呼び、浄土宗 法界山「誓欣院」となりました。
万治3年(1660年)の大火で焼失したが、
徳川家菩提寺、芝増上寺の聞誉随範上人により、
寛政9年(1757年)今の湯前神社東側に本堂、庫裏が再建された。
この寺も火災をこうむり、いよいよ廃寺ならんとするときにも
芝増上寺の了諦上人により、
現在地に安政7年(1778年)初島の松材を使って、本堂、庫裏が再建された。
本院は昔から芝増上寺との関係が深く、
本堂屋根には「葵の御紋」が使用されています。
また海外ボランティアをしている功績もありお釈迦様のお骨がある寺院
としても地元では、有名です。紫陽花もとても綺麗ですし、
お釈迦様のお骨があるので
パワースポットの一つでもあるので是非お参り下さい。
興禅寺
桜木町の「興禅寺」は、藤原藤房が出家してから名前を授翁と改めた後に
この地を訪れたときにつくられたと言われていることを知っておきましょう。
歴史あるスポットの1つだと言えますが、
実は一度は荒廃したことがある場所です。
創建されてからしばらくして荒廃してしまったのですが、
寛永に突入してから再興されることとなりました。
建物の素晴らしさはもちろんですが、
この場所は素晴らしい景色が堪能できることでも人気が高いです。
春には美しい枝垂桜を見ることができる場所なので、
特に春にこの地域を訪れるときには行っておくべき場所だと言えます。
長谷寺
網代の「長谷寺」は行基上人が
この場所で修行していたときにつくられました。
屏風が岩で修行していた際に、
行基上人の元に霊木が漂着したことがきっかけです。
彼はその霊木を用いて観音像を彫ることにし、
完成したものを洞窟に安置しました。後に本堂が建てられるようになり、
今のようなお寺になったとされています。
行基上人手彫りの御本尊が安置されているだけでなく、
江戸時代末期に地元民が彫った、
石造三十三所供養観音像も境内にあることを知っておくと良いでしょう
福泉寺
泉にある「福泉寺」も人気が高いです。
神奈川県湯河原町と熱海市の間を流れる
千歳川にかかる橋の下流に存在しています。
市内で唯一の茅葺本堂が有名であり、
明治時代に金160両で再建されたこともあり、
凄まじい風格を持つお寺です。
境内の首大仏がとても珍しいことでも知られており、
こちらは肩から上だけの陶製の釈迦像だと言えます。
多くの場合は肩から下も存在していますが、
首大仏は名前の通り首から上しか存在しません。
不思議なものに思われるかもしれませんが、
名古屋城主の徳川光友公が亡き母の弔いのためにつくり、
戦後にこの場所に奉納されたと言われています。
まとめ
このように、熱海にはたくさんのお寺があることを知っておくと良いです。
それぞれの場所ではお葬式や永代供養なども行っていますが、
気になったときに立ち寄って参拝をしたり御朱印をもらったり、
建物や景色を眺めたりすることもできます。
場所ごとに違った歴史や伝統を持っていますし、
建物の特徴も違っているので、
せっかくであれば気になる場所全てを見てみることがおすすめです。
境内に入ると不思議な力が感じられたり、
独特の空気感に包まれたりすることができるような場所ばかりなので、
リフレッシュしたいときや運気をアップさせたいときに
最適だと言えるでしょう。
お寺に行くのはハードルが高いと思ってしまう人もいるかもしれませんが、
決してそのようなことはないです。
参拝のみを希望する人々も問題なく受け入れている場所ばかりなので、
熱海に行ったときにはここで挙げたお寺に足を運んでみることを考えてみてください。
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