ペット供養の方法を知ろう
目次
ペット供養の方法
ペットも今では室内で飼うことがほとんどとなり、
飼い主さんと一緒に過ごす時間も長くなっています。
さらに、飼育環境が改善されたことでかなり長生きするケースも増えてきました。
ペットと人間の距離が近くなったこともあり、
ペットが亡くなったときも人間のお葬式と同様に丁寧に送るケースが増えてきています。
今はまだペットは元気だけれど、将来のことを考えて
ペット供養の方法を知りたいと考えている人もいるのではないでしょうか。
まず、ペットを供養する方法には特に決まりはありません。
それぞれの家庭に合う方法で供養することになります。
まず、ペットが亡くなった場合は悲しみで取り乱す飼い主さんもいますが、
落ち着いて行動することが大事です。
亡くなったあとは筋肉が機能しなくなることもあり、
排せつ物や体液が出ることもありますので体をきれいにしてあげましょう。
そして、できるだけ涼しい部屋に移動させて
保冷剤やドライアイスなども使って腐敗を遅らせるようにします。
今の時代は、自宅の敷地内であってもペットを埋めて埋葬することは難しくなりました。
どのように遺体を扱うのかも気になるところですが、
現在ではペット葬儀社か、ペット火葬を行うお寺に火葬を依頼することが
一般的になっています。
お寺で火葬~納骨~読経まで全部を行うので、比較的安価で行えます。
またペット葬儀社を選ぶ場合、
安心して葬儀を依頼する前には信頼性の高い業者を選ぶことが大事です。
実績や評判は良く調べてから連絡をすることをおすすめします。
ペット火葬にも様々な方法がありますので、
どのような形で火葬をするのかも決めておきましょう。
まず、特に遺骨を手元に残すことを選ばない場合は、
合同火葬を選ぶこともできます。
この方法は、他のペットと一緒に火葬をするので、遺骨が混ざってしまいます。
それゆえ、遺骨を残すことは困難になります。そのかわり費用は安く抑えることができます。
遺骨を残したいのであれば、個別一任火葬を依頼することも考えてみましょう。
これは、飼い主は立ち会わずに業者が遺体を引き取りに来て、
火葬を行います。
火葬が無事済んだら遺骨は飼い主の元へと返されます。
飼い主も火葬に立ち会いたいという場合は、立会火葬を選ぶこともできます。
この方法では読経が行われることも多く、特に丁寧な葬儀になります。
火葬はペット供養を行うお寺に依頼することもできますし、
民間のペット葬儀社に依頼することもできます。
火葬場を利用することもあれば、
火葬車が自宅など希望の場所に来て火葬をするケースもあります。
この場合も、火葬車とわからな車で来てくれることがほとんどです。
煙や臭いの心配もほとんどないといわれていますが、
気になる場合は場所を移動することも可能です。
業者に依頼するのではなく、
公営の火葬場でもペット火葬は行っているところがありますので、
こちらもチェックしてみてはいかがでしょうか。
公営の場合は比較的低料金でペットの火葬を行ってくれます。
公営では、火葬のみで葬儀は行われないことがほとんどです。
この場合も遺骨を残すか残さないかを選ぶことができますので、
希望をきちんと伝えておきましょう。
ただ遺骨を残せない場合もありますので、よく聞いてから決めたほうがいいです。
無事に火葬が終わったら、
どのように埋葬するのかも考えていきたいところです。
まず、遺骨を入れる可愛らしい袋も販売されていますので、
自宅で手元供養する事もできます。
最近は、遺骨の一部を入れられるペンダントなども販売されていますし、
ペット用の仏壇や位牌も様々なタイプが登場しています。
特にペット用の仏具を購入しなくてもフォトフレームや花などを利用して
オリジナルの祭壇を作ることもできます。手元で供養してあげるのであれば、
特に多くの費用が発生することもありません。
さらに、火葬した遺骨は庭に埋葬することもできますが、
賃貸を利用している場合や将来引っ越す予定がある場合は、
避けたほうが良いでしょう。
自宅での供養が難しい場合は
ペット霊園や寺院を利用することも考えていきたいところです。
ペット霊園への埋葬や寺院への納骨を選ぶ人も増えていますが、
その方法にも色々な形がありますので最適な方法を見つけていきましょう。
まず、ペット用の共同墓地や供養塔で他のペットと合同で納骨をするという方法があります。
ペット火葬も依頼した場合は
納骨が無料というケースもあります。
費用を抑えるなら、合同供養が向いています。
より丁寧な埋葬や納骨を選ぶのであれば、
個別納骨を選ぶこともできます。
個別供養であれば墓石にメッセージを入れることもできますし、
納骨堂にお供え物を置くこともできます。
より丁寧な供養ができるのはメリットですが、
合同供養に比べると費用は高くなりがちです。
自分が亡くなったときは、
愛するペットと一緒のお墓に入りたいと考える人も増えているといわれています。
最近では、ペットと一緒に入れるお墓も登場しました。
今後はさらにこうしたお墓が増えることは考えられますが、
現段階ではまだまだ少ないこと、
一般的なお墓と比べて高額になることは理解しておきましょう。
お墓を持たない場合は、散骨や樹木葬という方法もありますので、
こうした供養を希望する人はペット葬儀社や寺院に相談してみてはいかがでしょうか。
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