お寺がこっそりやっていること
目次
ボランティアとお釈迦様のお骨
ボランティアと言うと今では、沢山のボランティア団体があります。
NPOや赤十字、または個人でボランティアをされている方も沢山いらっしゃいます。
こんな貧乏寺の誓欣院でも 昭和30年代から海外ボランティア、
仏教国のインドやスリランカに寄付金や物資やなどを送っております。
きっかけは、先代住職の順海師匠から始まっています。
先代は私の育ての祖父にあたり、親代わりに私を厳しく育てて下さいました。
自分で身内を誉めるというのもおかしな話しですが、常に相手の事を考えて行動する
素晴らしい人格者だと思っております。
そんな順海師匠は、教育者で学校の教師や塾の先生もしておりました。
若いうちから海外に目を向けており、特に仏教国の恵まれない国のインドから
ボランティアを始めていき、教育者らしく鉛筆、ノート、寄付金から始めておりました。
ノートや鉛筆は、熱海市内の皆様から募り沢山の鉛筆、ノートが集まりました。
インデラガンジー首相の私邸とインド大統領私邸
寄付金は、寺の葬儀や法事の御布施から出しており、最初のうちは、
皆様から一切寄付金は受け取りませんでしたが、後々皆様と力を合わせ
寄付するようになり、そのボランティア活動を知ったインド政府から、
先代住職順海師匠は、大統領官邸にも通され、ガンジーのお孫様から
直接お礼の言葉を頂いたそうです。
インドに何十年とボランティアをしながら次は、スリランカ、こちらも仏教国です。
こちらには、メガネを寄付しております。
この活動は今も継続中で熱海市市役所と連携をとりながらメガネを集めております。
壊れたメガネではなく使わなくなったメガネを集めています。
メガネの度が、スリランカでは金品にかわるため、現地の人々には喜ばれています。
ボランティアしていく上で色んな妨害や命も狙われたそうです。
また苦労したのは、大量の洋服を寄付するのに船便を使って送ると、
船の中で盗まれてしまい、ほぼ無くなってしまった事がきっかけで、
御協力者を募り多人数で直接渡しにインドやスリランカ現地に行っておりました。
スリランカでは、長田幼稚園も建設し、今は現地の方におまかせしております。
まだまだ詳しい話しはあるのですが割愛させて頂き、
いずれかブログにのせていきたいと思っております。
そのようなボランティア活動を先代は40代から90歳まで続けて、
ドクターストップされても、
恵まれない人達を元気づけるために赴いておりました。
そんな功績を称え世界仏教徒会【大菩提会】よりお釈迦様のお骨を
昭和41年8月6日にジナラタナ大僧正、サンガラタナ大僧正直々に誓欣院まで
米粒に満たない大切なお釈迦様のお骨もお持ちになりご奉納して下さいました。
因みにお釈迦様のお骨は米粒1粒で100億円の価値があると言われてます。
ご奉納して下さいましたジナラタナ大僧正は、お釈迦様の下で眠りたいとおっしゃって、
亡くなられたジナラタナ大僧正は誓欣院のお釈迦様のお骨の下で眠っております。
どうぞ皆様、仏舎利塔前でお参り下さい。
今紫陽花が見ごろなのでお参りする方が多くなっております。
また、パワースポットであるためお釈迦様のお骨が安置されております仏舎利塔前でお参り下さい。
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